ここでひとつアドバイスですが、間違っていけないのは、市販品と同じようなものを作っても価格競争に巻き込まれると言うことです。ジム経営者はトレーナー出身者が多いので、自分が飲んでいるものを基準に考えがちです。しかしお客様はそうではありません。あくまでお客様の目線での商品開発が必要だと思います。
例えば、微量栄養素やアミノ酸などを混合し、他にはないオリジナリティあふれる商品を企画する必要があります。また、パッケージなどの外装部分については、弊社は既製品の袋にシールを貼って対応する形をとっています。このデザインも重要です。日本のプロテインメーカーにありがちなパッケージでは、買う側も購買意欲や所持意欲が高まりませんし、そもそもジムのスタッフだって、セールスするのに抵抗感があるかも知れません。余談ですが、ジムでの物販はトレーナーさんが自信をもって売れる商品でなければ売れません。
このようにプロテインの製造販売は、大きく分けて中身と外装の2つをデザインすることが中心となります。もちろんほとんどのお客様はオリジナルプロテインの製造など初めてのことだと思うので、その点は、私はきちんとアドバイスいたしますのでご安心下さい。
〈続く〉