2022年 それでも商売を続ける意義と新戦略商品のご紹介

新年のご挨拶が遅れまして毎度申し訳ありません。プロテイン工房の山本でございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

※以下2700文字の長文になります

さて2年前から世界を混乱させたコロナ禍ですが、我が国は犠牲者こそ他国と比較すれば少ないようですが、政府の方針が定まらず混乱が続いております。しかし世界をみると犠牲者は多いものの、すでに経済再生の方向へ舵をきっていることが分かります。

しかしその結果、日本は置いてけぼりをくらい、御存じの通りの米中における人件費高騰、原料高、そして円安の最中にあります。電気から食品まですべての生活物資を輸入に頼っている我が国では、ハイパーインフレが起こるのではないか…と、恐ろしい噂が流れております。

経済的な見通しは評論家の方々に任せるとして、私のような原料輸入に関わる事業をしている身としてわかることは、まず、アミノ酸や甘味料などは、ほとんど中国から輸入しており(そもそも中国以外で製造していない)、その中国が電力消費の適正化ということで利益率の低い工場に回す電力を絞り価格が上がっています。輸入品に頼るしかない日本は中国の言い値で買わざるを得ないのが実情です。一例ですとクレアチンの単価がコロナ前の4倍になった例もございます。

またホエイや大豆なども、コロナ禍をきっかけに人件費の高騰や、いわゆる便乗値上げが起きており、お金を払っても物が調達できない、予定よりも3か月遅れで納品されるなどのケースも多発しております。さらに追い打ちをかけるようにトンガで起きた火山噴火による気象への影響が重なれば、生産量は低下し、さらなる値上げが起こることは容易に想像できます。もちろん先行き不安感による消費低迷も問題です。

そして最近ようやく言われるようになりましたが、輸入にかかる費用も異常な高騰を見せており、コロナ前の実に10倍というケースも確認されています。これらの高騰も原材料価格に反映されるわけですから、プロテインだけではなく、あらゆる輸入原料がコロナ前の2倍3倍という状況に陥っております。

では逆に国内原料(米や牛乳など)は安定価格かと言われればそうではなく、今は現状維持ですが、いずれ値上がりの想定です。なぜなら、それらを作るための電力やガソリン、餌、農薬等は輸入依存品であり、円安の影響も重なって生産コストがあがるわけですから、米などは国が適正価格で買い上げるとは言え、いずれ限界がくるでしょう。

さらには政治的な問題もあります。対中国ロシア、米国との関係性を加味すると、どの国にも強いことは言えず、のらりくらりと受け身で凌ぎ続けるしかありません。ようするに、原材料を他国に頼り続けている限りでは、日本は自分たちで何もコントロールできない立場であり、この先もずっと弱い立場に立たされ続けなければならないのだなぁとテンションが下がります。

しかし愚痴を言っても仕方がありませんし、ピンチはチャンスと気持ちを切り替え、プロテインを作り続けなければなりません。

ではなぜ厳しい状況でも商売を続けるのか。それは当社の設立目的が、知的障碍者のサポートにあるからです。プロテイン製造を通じて、健康な方々のポジティブなエネルギーを障碍者と分かち合うことが、弊社のアイデンティティだからです。

状況が厳しいからと言って簡単に逃げ出すようでは、自分たちの存在や築き上げてきたことを否定するのも同じことです。もちろん状況に合わせてやり方を変えていく必要はあるとは思いますが、これからも創意工夫をして、プロテインを作り続けなければならないのです。

そんな厳しい中で明るい話題がございます。皆様のお力添えで、弊社の受託工場2か所(はらから福祉会 登米大地、みお七ヶ浜)の2021年の障碍者工賃が7万円を達成する見通しとなりました。これは快挙であり、障碍者平均工賃1.6万円程度と言う、障碍者賃金は安くて当たり前の誤った考え方に一石を投じるものと自負しております。

これもひとえに取引先企業の皆様、工場職員の努力がなしえた一つの勝利であり、時代が悪かろうと、弱い立場の方々を守るためにプロテインを作り続ける姿勢に変わりはありません。この気持ちを忘れずに、2022年も皆様と歩み続けたいと考えております。

大変長くなりましたが、最後に画期的新戦略商品のご紹介させて頂きたいと思います。

  • アミノ酸タブレット 
  • シン・プロテイン  
  • プロテイン専用味付けパウダー KAORINプロ 

以上3点のご紹介をざっくりとですが、させていただければと思います。

まず、上記3点はいずれも3~4月のリリース、ご注文受付になる予定です。

  • アミノ酸タブレットは、アミノ酸をラムネ状に固めたもので、噛んで食べるチュアブルタイプの製品で、市場にはほとんど存在しないオンリーワンの商品になります。どなたでも美味しく食べられるような風味付けになっております(余談ですがサプリメントが苦手な私の妻も美味しいと言っているくらいの品質です)。もちろんフレーバーや配合も自由に決められる完全オーダーメイドですので、こだわりの強いお客様のご要望にお応えできる製品になっております。
  • シン・プロテインとは、WPCやソイのようにたんぱく質だけをとる原料(ボディー)ではなく、管理栄養士監修のもと、ビタミンミネラル、食物繊維、MCTなど、様々な栄養素をバランスよく摂取できるように成分を調整した総合栄養型のボディーとなっております。例えば御社の既存製品がボディーにWPCを使用していたとして、それをシン・プロテインに変えるだけで、簡単に総合栄養食に仕上げることができると言う優れものです。また感染症対策として、ビタミンDや亜鉛、マグネシウム、ビタミンCなども豊富に含んでおりますので、健康志向の方々におすすめの原料となります。
  • プロテイン専用味付けパウダー KAORINプロとは、プレーンタイプのボディにKAORINプロを混ぜるだけで、お好みの味に変えることができる世界初の商品になります。しかもボディはホエイでもソイでもアミノ酸でもなんでもOKと言う優れものです。フレーバーは全27種類あり、それぞれをミックスすることも可能ですのでフレーバーは無限大に広がります。ひとまずは3月にネット販売を始めますが、弊社お取引先様には定価の半額程度(卸価格)でお取引が可能となります。ぜひ一度ご興味ある方はご連絡いただければと思います(正式にネット販売がスタートした段階で改めて皆様にご紹介差し上げます)。

以上、大変長い内容になってしまいましたが、少しでも皆様のお役に立てるよう精進して参ります。ご質問、ご相談はお気軽に下記までご連絡ください。どうぞよろしくお願いいたします。

プロテイン工房 代表 山本圭一 090-8617-3561  proteinkobo@gmail.com

社会貢献のできるプロテインを目指して

プロテイン工房は、御社の利益を最大化するお手伝いと同時に社会に貢献できるプロテインづくりを目指しており、障害者の雇用と自立をサポートする仕組みの中で、プロテインを製造しております。

これからは、自己満足のフィットネスから、誰かを支えるフィットネスへと進化する時代。ぜひ一緒に日本を元気にしましょう!