いつもお世話になっております。プロテイン工房代表の山本です。
現在弊社取引先はおかげさまで100社近くになり、 その中でも業界をリードするような方々とお話しさせて頂いておりますが、 正直、どこも疲弊しているのを実感します。
・もぐりでやっている
・うちから感染者でたらどうしよう
・スタッフが離れていく
などと、みなさん恐る恐る営業されているようです。 中には後ろめたい気持ちで営業していると仰る方もいて、大変お辛い心境だとお察しいたします。
そんな中、少しでも皆様のお役に立てないかと思いまして、 コロナ対策の清掃マニュアルを作りました。
弊社は掃除の専門家ではありませんが、食品工場を経営している観点から、 外部のウィルスや菌を持ち込まない、食品に異物が混入しないことに常に注意を払い営業しております。
また、私が元々はフィットネスクラブの経営コンサルや小規模ジムの経営をしていた経験も踏まえて、
清掃マニュアルを作成いたしました。
清掃における重要な点は、その都度の思い付きで掃除をするのではなく、
清掃スケジュールや担当者、パターンを決めて、マニュアル通りに掃除をすることです。
よくあるのは、マニュアルをすっとばして、現場の思い付き、その場その時の判断でやってしまうことです。 これがいい場合もまれにありますが、ほとんどは原因と結果が精査できず、ミスがあった際に、それを生かせず進歩がありません(小言っぽくてすみません)。
さて先日、SNSでパーソナルジムの経営者が、うちのジムは掃除をしっかりやっていますので安心して下さいと言う趣旨の、掃除風景(動画)を偶然目にしました。
結論から言いますと、掃除の仕方が完全に間違っており、これでは信頼を失うだけだと感じました。
例えば、アルコールスプレーを吹いて、すぐにふき取ってしまうとか、手で触るところとそうでないところを一緒の雑巾で拭くなど、非常に危うい(むしろ菌やウィルスの繁殖を助ける)掃除をしていました(もはや掃除ではないですね)。
私がフィットネス業界にいたのは、もう13年くらい前の話になりますが、当時からフィットネス業界の衛生観念は最低でした。
体育会系ひしめく業界でしたので、ジムの掃除を部室の掃除くらいにしか考えていないマネージャーが多く、それが今も続いているのか・・・?と思うと、 ジムが怖いと言う方も増えていますから、 コロナ後のジムの信頼回復も厳しいなと言わざるを得ません。
そうならないためにも、このマニュアルをご希望の方にメールにてお送りいたします。
また、各店舗で状況も違うでしょうから、私が直接ご相談にのることも可能ですので、 お気軽にご連絡頂ければと思います(マニュアルは理想論を書いていますので、現場に合わせてカスタマイズする必要があります)。
さて、長くなりますが、続きがあります(重要なのはここから)。
この数年、パーソナルジム業界とプロテインを通じて商売をさせて頂いて感じるのは、 パーソナルジムにおける商売の軸足が、これまでは個人対個人、お客様とトレーナーと言う、 いわば人間同士の信頼関係にあったものが、社会対ジムと言う構図に変化していると言うことです。
目の前のお客様の満足だけではなく、社会に影響を与える何かを模索している方も増えています。
しかし現実はコロナ対策で精一杯と言う経営者の方々も多いことと思いますし、弊社もそのあおりをもろに食らっていますので、当然、他人ごとではございません。
かと言って、新しい何かを進めておかなければ、委縮する業界と共に沈んでいくだけだと思います。
コロナはそう言う意味で、変革のタイミングかも知れません。例えば下記のようなことを実践してみてはいかがでしょうか。
・地域や行政とコラボし健康教室や子供向けの運動教室を開催する
・トレーニングだけではなく人生そのものを変革する指導をする(コーチング)
・同業他社との連携を強くする
・業界団体として政治に働きかける
・医療や最新技術とのコラボ、ビッグデータの活用
これまでのパーソナルジム業界は囲い込みが主な戦略でしたが、 これからはマーケットを共有し、今まで以上に相乗効果を狙っていくことが必要だと思いますし、 目の前のトレーニングマニアやダイエッターだけではなく、
フィットネスを知らない、興味がない方、運動弱者にこそ、ビジネスのチャンスがあるかも知れません。
※子供向けの運動教室(ほとんどの場合栄養教室も共催)をやっている方は、今のところ競合が少ないようで、地域を丸抱えでき、右肩上がりで成長しているようです。
この視点で言えば、今回皆様にご提案するコロナ対策掃除マニュアルは、あくまで目の前の問題に対処するツールであり、 今後のビジネスを強化するわけではないことは、念のため先に申し上げておきます。
以上、長くなりましたが、清掃以外にも何かお困りごとがございましたら、 お気軽にご相談頂ければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
プロテイン工房 代表 山本